シドニー・ウエッブ Webb.Sidney
◆イギリスの民主社会主義者。フェビアン協会の理論的指導者。
◆近代社会における労働者に対し、最低限度の賃金をはじめ、雇用や教育、衛生、余暇など、国民の最低限の生活水準を国家が公的に保障すべきだと主張し、「ナショナルミニマム」の概念を提唱した
『産業民主論』(1897)
最低生活以下の低賃金の産業を「寄生的産業」ととらえ,標準賃金や標準労働時間などの共通規則の効果を,産業の効率と結びつける議論を展開した。
『20世紀の政治』(1901)
ナショナル・ミニマム論
◆国家を介入させて,制度による最低生活保障を行うというもの
◆「ナショナル・ミニマムの目的は産業上の寄生の弊害に対して社会を保護することにある」
⇒ナショナル・ミニマムの実現は,国民の権利としてではなく,産業効率の向上にとって必要だとウエッブは考えていた。
予防・防貧 > 事後の救済
◆ナショナルミニマム論を全ての国民に適用して、余暇や医療や教育等にも内容を拡大した。
⇒当初は賃金労働者を念頭に置いたものだったが、後に、年金等を含む保障を予防的に行い、すべての社会成員が健全な生活を送れるようにすべきだと主張した
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